世間を騒がせている「プラストークン」の仕組みを調べてみた

ビットコイン

今更ながら、世間を騒がせている「プラストークン」の仕組みを詳しく調べてみた

プラストークン仕組み

以前、仮想通貨市場に多大な影響を与えているだろうと考えられている
「プラストークン」についての記事を投稿しました。
仮想通貨史上最大の出資金詐欺と言われるプラストークンの現在
紹介は受けたけど、詳しい仕組みについては理解できていなかったので、
今更ですがその仕組みを掘り下げてみようと思います。


簡単にいうと
  • ビットコインやイーサリアムの仮想通貨を日利0.3% (月利10%)で運用してくれるウォレットアプリ
  • このウォレットアプリを友達に勧めるとアフィリエイト報酬が貰える

というものらしいです。
「アフィリエイト」と表現されていますが、
本来の意味は違います。

「マルチ」といえば敬遠されて向きが多いので、
多少ハードルの低い「アフィリエイト」と表現しているようです。

仮想通貨ウォレットで
自動「アービトラージ」システムによる価格差で利益を生み出す仕組み

「アービトラージ」で差益捻出は理に適っています。
まともに動けば、実現は可能でしょう。
私自身、仮想通貨の取引は2年以上やっておりますし、
「アービトラージ」という取引手法とその効果もよく知っています。

ちなみに、この自動「アービトラージ」システムというのは、「Al-Dog」というものらしいです。

自動「アービトラージ」システム・Al-Dogが利益を生み出すの仕組み

al-dog1
al-dog2

  • DEXという非中央集権取引所に仮想通貨を預ける
  • DEXでAl-Dogを利用して他の取引所との差益の出る取引を行う
  • DEXでの運用利益と取引差益をユーザーに配当
  • 配当は毎日行われる
  • 単利運用の場合、原資に対して月利10%の配当
  • 複利運用の場合、原資+配当に対して月利10%の配当

どこかで見たことのあるような・・・
単利、複利のシステムは、
ビットコインマイニングの「ビットクラブ」や「マイニングシティ」と一緒ですね。
こういう仕組みがトレンドな訳ですね。

ここで、このビジネスモデルのリスクは皆さん、
どこに感じられますか?

  1. 全ユーザーの10%の利益を常に生み出される程の取引が行われ続けるのだろうか?
  2. 非中央集権型の取引所のセキュリティの担保は本当にあるのだろうか?

すぐにもこれくらいのリスクは考えつきます。
運営側の主張するメリットも見てみましょう。

プラストークンのメリット

プラストークンのメリット
リップル リップルレート 配当 (10%) 資産額 利益
Start! 13,000 XRP 35円 494,000円(約50万円)
3ヶ月後 16,900 XRP 49.4円 (30% UP) 3,900 XRP 834,860円(約83.4万円) 340,860円(69% UP)
3ヶ月後 16,900 XRP 80円 (43.75% UP) 3,900 XRP 1,352,000円(約135万円) 858,000円(273.68% UP)

わかりにくいので、表にまとめると以上のようになります。
アービトラージ配当が10%と
キャピタルゲインである、リップルのレート上昇差益とで
「美味しさダブル!」
ということですね!こうなればもちろん最高ですね!

ここでチェックポイント!
リップルのレートの上昇の時のケースしか説明されていませんが、
仮想通貨は、上がることもあれば下がることもあります。
もし下がった時のことを考えてみましょう。

リップル リップルレート 配当 (10%) 資産額 利益
Start! 13,000 XRP 35円 494,000円(約50万円)
3ヶ月後 16,900 XRP 24.5円 (30% DOWN) 3,900 XRP 414,050円(約41.4万円) -79,950円(16.18% DOWN)
3ヶ月後 16,900 XRP 19.69円 (43.75% DOWN) 3,900 XRP 332,718円(約33.3万円) -161,281円(約32.65% DOWN)

実際、今2019年12月現在では、30%DOWNの現実が見えています。
この時に気を付けたいのは、このシミュレーションは、
プラストークンがこのような状況で、
10%の配当を出し続けられるか?
ということです。

DEX 非中央集権型取引所について

DEX

DEXについては、仮想通貨ポータルサイト「CoinTelegraph」で以下のようにまとめられています。

DEXを巡る規制の動向は?
DEXの規制について話すときの主要な問題は、ほとんどの場合、そのような取引所が特定の法人または個人によって管理されていないことだ。

DEXは規制に従うことを要求されていないので、これは違反があった場合の責任者の決定、取引活動のチェック、もしくは侵害の可能性を特定するときに困難をもたらす。同じ理由で、中央集権型の取引所に適用されている既存の規制のいくつかは、DEXには適用できない。

米国では、規制当局が既存の法律を適用しようとしている。またシンガポールでは、当局がこのような取引所に適用するための新しい規制枠組みを作り出そうと試みている。しかし、これらの国々ではDEXに関して明確な立場があるわけではない。ほかの国々では分散型取引所はまったく規制されていないと言っていいだろう。

DEXについてのメリット

取引所に管理されることがない

秘密鍵を個人で保険しているので、仮想通貨の出金停止など取引所によって行われてきた管理から解放される。

ヒューマンエラーの解消

プログラムによる自動管理なので、人間系でのミスでコイン流出の可能性がありません。

中央管理者に高額な手数料を支払わなくても良い

他の取引所のように中央管理者がいれば必ず高い手数料が取られるが、DEXでは少額で済む

常に稼働している

24時間365非常にシステムが稼働しているので、常に取引が行えます。

ハッキングのリスクが低い

分散されたノードによって相互に監視し合い、不正なノードは切り捨てられる。

本人確認が不要

他の取引所のように取引をする際に個人認証が必ず必要ではない。煩わしさがない。

DEXについてのデメリット

流動性が低い

トレーダーが少ないために通過の流動性が低く、取引をスムーズに行うことが困難な場合がある。

完全自己責任性

管理者がいないのでサポートも存在しない。ハッキングに関する保証もない。

プラットフォーム上の通貨しか使えない

それぞれのDEXに対応している、通過トークンしか使えないので、イーサリアムやアルトコインペアの取引がメインとなる。

アフィリエイト報酬について

ここはよくあるMLM(マルチ商法)の内容なので割愛しますね。

プラストークンの仕組みについてのまとめ

プラストークン
  • 通常運営できれば仮想通貨を日利0.3%(月利10%)で運用してくれる
  • DEX取引所でシステムを使った自動アービトラージで手数料も安い
  • 仲間を勧誘すれば紹介手数料がもらえる

この記事では、決してポンジスキームと確信しているプラストークンをおすすめしている訳ではありません。
未だに復活を夢見ている気の毒なユーザーさんも沢山おられるようです。
今後の似た様な案件に決して利用されない様に、注意する様にしていきましょう。

最後にプラストークンとは関係ありませんが、
詐欺師のセミナーで必ずと言っていいほど、
引き合いに出される「叶姉妹」さんのブログです。
ここに書かれている様に、

投資などで損をしない為にも

投資に関して

どのような些細な会話でも

情報となり命とりになるからですよ。

ましてや、

投資話の内容を

公にして皆さんに勧誘することなど

ありえませんよ。

 


 

いい情報も悪い情報も公にすれば
いいことはありません。という格言ですね。
素敵です。非常に重みのあるお言葉をありがとうございます。叶姉妹様。